こんにちは、ricaです。
TED talksを300コンテンツ以上視聴してきた私が、おすすめの TED talks を解説付きで紹介します。
Talkの内容を要約しながら英単語やフレーズなどピックアップしています。
英語学習にも、日々の学びにもお役立ていただけると思いますので是非ご覧ください♩
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今回のテーマは「苦手を克服して夢を叶える」です。
今回のtalkで話される「苦手なこと」というのは、「誰かから拒絶されることや断られること」です。
誰かにお願いごとをする時や、自分の実力より少しストレッチして何かに挑戦したいとき。
断られるのが怖い、YESと言ってもらえる自信がない、などの理由をつけて諦めてしまっていませんか?
スピーカーのジャ・ジャンさんも、その一人でした。
そんな自分に嫌気がさした彼は、拒絶される環境に敢えて身を置いて克服していきます。
しかもその克服方法が、クレイジーで面白いんです。
知らない人に100ドル借りるとか、ハンバーガーのおかわりを無料でお願いするとか(笑)
暗めのタイトルに見えますが、笑いがたくさん起こる明るいプレゼンですので、ドラマでも見るような気軽な気持ちで見てみてください♩
アクセントもクセがなく、私たち日本人にとっては馴染みやすいです。
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What I learned from 100 days of rejection
100日間拒絶チャレンジで学んだこと
Jia Jiang
ジャ・ジャン
2015年5月
15:24
話すスピードの速さ | ★★☆☆☆ |
動画の長さ | ★★★☆☆ |
語彙の難しさ | ★★★☆☆ |
アクセントの難しさ | ★☆☆☆☆ |
笑いどころの多さ | ★★★★☆ |
6歳の少年の悲しい思い出
(0:12~02:00)

ジャンさんが小学1年生のとき、担任の先生が素晴らしいアイディアを思いついたそうです。
She wanted us to experience receiving gifts but also learning the virtue of complimenting each other.
TED公式サイトより引用
先生は私たちに 贈り物をもらうだけではなく 互いに褒め合う美徳を学ぶことも 体験させたいと考えました
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
virtue:美徳
「ヴァーチュー」と読みます。

そこでその先生は、自分で買ってきたクラス全員分の贈り物を教室の隅に積上げ、
「ここに立ってお互いを褒め合いましょう。褒められた人から贈り物を取って席に戻ってください」と言います。
Well, there were 40 of us to start with, and every time I heard someone’s name called, I would give out the heartiest cheer.
TED公式サイトより引用
最初は40人いました 誰かの名前が上がるたびに 私は心から応援しました
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
give out:配る、与える

残り20人、10人と減っていき、ついに3人だけが残りました。ジャンさんもそのうちの一人です。。。

And the compliments stopped.
TED公式サイトより引用
Well, at that moment, I was crying.
And the teacher was freaking out.
She was like, “Hey, would anyone say anything nice about these people?”
そして褒め言葉が止みました その時点で 私は泣いていました 先生も慌て始めました 「この子たちに何か良いことを 言ってあげる人いないの?」
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
freak out:パニックを起こさせる、強い恐怖や怒りを感じさせる
映画やドラマなどで耳にすることも多いこの表現。

ひ、ひどい。。今の日本だと確実に問題になりますね。

その後、先生は残った生徒に贈り物を取って席に座らせ、来年は良い子にして贈り物をもらえるようにしなさいと言います。
ますますひどい。。
プレゼン中はジャンさんの話し方がうまかったのか笑いが起きてましたが。
She must have realized that she turned a team-building event into a public roast for three six-year-olds.
TED公式サイトより引用
先生は 気づいたはずです チーム作りのために行った自分の行為が 6歳児を公開処刑する 羽目になったとね
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
roast:「あぶり焼きにする」という意味の単語から転じて、「集団で誰かをからかったり嘲ったりする」という意味。public roastで公開処刑。なるほど。

turn A into B:「AがBに変わる」という表現が使われていますね。
So that was one version of me, and I would die to avoid being in that situation again
TED公式サイトより引用
— to get rejected in public again.
それが私の一面をなしており そして私は死んでも 同じ目には2度と遭いたくない
— 2度と公けの場で 拒絶されたくない と思いました
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
die to:~したくてたまらない
die to avoidで避けたくてたまらない⇒死んでも避けたい、ですね。
Microsoftを買収する夢
(02:01~02:54)
Then fast-forward eight years.
TED公式サイトより引用
8年ほど早送りしましょう
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
fast-forward:早送りする、~まで話を進める

ビルゲイツが当時ジャンさんの住んでいた北京にやってきて、スピーチをしたそうです。そしてすっかりゲイツに惚れ込み、新しい夢ができたそうです。
それは「25歳までに世界で一番大きな会社を作って、Microsoftを買収すること」(笑)
I totally embraced this idea of conquering the world — domination, right?
TED公式サイトより引用
世界征服という考えに 私は取り憑かれました
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
embrace:「エンブレイス」と読みます。よく出てくる単語ですが、日本語訳がいまいちしっくりこなくてなかなか覚えられない(笑)辞書をひくと、「愛情をもって抱擁する」「取り入れる」などの意味があるので、「愛情を持って受け入れる」的な意味から、「取り憑かれる」という訳になったのではないかと。
conquer:征服する
「コンカー」と読みます。
domination:統治、支配

6歳の頃、死んでも公開処刑されたくないと思っていたのも自分の一面だし、こうして世界征服を企てているのも自分の一面だ、とジャンさんは言っています。
拒絶チャレンジとの出会い
(02:55~06:02)

更に時は経ち、ジャンさんは30歳になり、アメリカにいました。
起業などしておらず、マーケティング・マネジャーとしてフォーチューン500企業で働いていました。(十分すごそうだけど!)
And I felt I was stuck; I was stagnant.
TED公式サイトより引用
私は行き詰まりを感じ どんよりしていました
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
stagnant:停滞した、淀んでいる、不景気な

何か新しいことをやろうと思った時や、提案したり発言したいと思った時、常に葛藤を抱えていました。
14歳のジャンさんと6歳のジャンさんとの間の葛藤です。
そしていつも、6歳の頃の拒絶を恐れるジャンさんが勝ってしまっていたそうです。
And this fear even persisted after I started my own company.
そして 自分の会社を始めた後も この恐怖心はついて回りました
persist:固執する、持続する、主張する
ここでは「固執してしつこくついて回る」の意味ですね。

何かきっかけがあったのでしょうか、この30歳のときにジャンさんは起業をしています。
そして投資を受けられるチャンスが巡ってきましたが、断られてしまいました。
ここでもう、逃げ出したくなっちゃったんです。分かる分かる・・・
でもそこでふと、「ビルゲイツだったらこれだけのことで辞めちゃうかな?他の優秀な経営者だったら?」と自分に問いかけます。
No way. And this is where it clicked for me.
そんなはずはない。ここでぱっとひらめいたんです
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
click:「カチッと鳴らす」以外にも、「ピンとくる」「うまくいく」などの意味があります。

そして再度、もっと良い会社をつくろうと再起します。
6歳の頃の自分に振り回される人生から卒業しようと思ったわけです。
ジャンさんはGoogleで「How do I overcome the fear of rejection?」と検索します。
I came up with a bunch of psychology articles about where the fear and pain are coming from.
Then I came up with a bunch of “rah-rah” inspirational articles about “Don’t take it personally, just overcome it.”
Who doesn’t know that?ヒットしたのは 沢山の心理学の記事で 恐怖心や苦痛の原因について 書かれていました
TED公式サイトより引用
それから 沢山の脳天気で スピリチャルな記事もヒットし 「拒絶を個人的に受け取らず 乗り越えなさい」と書かれていました
言われなくたってわかります
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
rah-rah:辞書を引くと「熱狂的な」と出てきました。なんで訳が能天気?と思いましたが、別の辞書を見ると「チアリーダーみたいな」とありました。ちょっと良く分からないので、「チアリーダーのように熱狂的=どこかキャピキャピした雰囲気の」と解釈することにしました(笑)分かる人教えてください・・・

そしてジャンさんは「Rejection Therapy.com」というなんともいえないタイトルのウェブサイトに辿り着きます。
Rejection Therepyはカナダ人のジェイソン・コムリーという人が発明したゲームなんだそう。
And basically the idea is for 30 days you go out and look for rejection, and every day get rejected at something, and then by the end, you desensitize yourself from the pain. And I loved that idea.
TED公式サイトより引用
基本的なアイデアは 30日間 出かけて行って 自ら拒絶を求め 毎日 何かで拒絶されることを通じて 最終的には拒絶の痛みに対する 免疫をつけるというものです そのアイデアが気に入りました
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
desensitize:鈍感にさせる
sensitiveと関連付けると覚えやすいです。

拒絶されることがトラウマになっていたのに自らその世界に突っ込んでいくんなんて強靭なメンタルですね(笑)
拒絶チャレンジプロジェクト開始
拒絶チャレンジDay1:「知らない人に100ドル借りる」
(06:03~07:31)

拒絶チャレンジDay1は「知らない人に100ドル借りる」です(笑)
いきなりハードルが高いですよね。
しかも相手はたまたまそこにいた体格の良いガードマンのような男性。
ジャンさんは近づいて声をかけようとします。
And I was just walking and that was the longest walk of my life — hair on the back of my neck standing up, I was sweating and my heart was pounding.
歩いていただけですが 人生で一番長い道のりでした 首元で後ろ髪が逆立ち 汗が出て 心臓がバクバクしました
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
pound:ここでは「激しく鼓動する」の意味。
辞書を見てみると、「武器などで強く打つ」「何度も激しくたたく」などの意味も出てきます。ちょっと乱暴な行為に広く使えそうな単語ですね。

身体にどんな変化が起きていたのかの説明で、どれだけ緊張していたのか想像することができますね(笑)
そして一連の会話の流れがこちらです👇

Hey, sir, can I borrow 100 dollars from you?

No.

Why?

・・・

No? I’m sorry.
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
Then I turned around, and I just ran.
回れ右して 逃げ出しました
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript

逃げちゃった(笑)
I felt so embarrassed.
But because I filmed myself — so that night I was watching myself getting rejected, I just saw how scared I was.
I looked like this kid in “The Sixth Sense.” I saw dead people.ものすごく恥ずかしかったです
TED公式サイトより引用
でも 自分の姿を動画に撮っていたので その夜 拒絶されている自分の姿を見ました 自分の恐怖感の大きさが 分かりました
まるで 映画『シックス・センス』に 出てくる あの子供です 「死んだ人が見えるんだ」みたいな
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript


このシーンですね(笑)

そして、ジャンさんは改めて先程の男性の反応について考えてみます。
You know, he wasn’t that menacing. He was a chubby, loveable guy,
別に威圧的ではありません 彼は 太めの感じが良い人でした
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
menacing:威嚇的な
「メナシング」と読みます。
chubby:ぽっちゃりした
「チャビー」と読みます。

こういう人の見た目や感じを表現できる単語はたくさんストックしておきたいですよね。loveableってかわいい。

ジャンさんの話に戻ります。
しかもそのガードマン風のぽっちゃり男子は、「なぜ?」と尋ねてくれていました。
理由の説明や交渉の機会が与えられていたにも関わらず、ジャンさんはただ逃げてしまったんですね。そしてこう思ったそうです。
I felt, wow, this is like a microcosm of my life.
「すげえ 俺の人生の縮図みたいだ」
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
microcosm:小宇宙、小世界

そして、次の日からは何が起きても逃げないと心に誓いました。
拒絶チャレンジDay2:「ハンバーガーの無料おかわりをもらう」
(07:32~08:26)

一瞬、アメリカにはハンバーガー無料おかわりのシステムがあるの?とびっくりしましたが、まさかそんなことはありません(笑)
It’s when I went to a burger joint, I finished lunch, and I went to the cashier and said,
ハンバーガー店に行ったときのことです お昼ごはんを食べ終えると カウンターへ行ってこう言いました
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
burger joint:jointは「お店」を意味します。
安い飲食店、カフェ、バーなどにも使える単語です。
*****

Hi, can I get a burger refill?
ハンバーガーの無料お代わり お願いできますか?

What’s a burger refill?
ハンバーガーの無料お代わりって?
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript

そりゃそうなりますよね(笑)
会話は続きます。

Well, it’s just like a drink refill but with a burger.
ドリンクお代わり無料の ハンバーガー版みたいなやつです

Sorry, we don’t do burger refill, man.
すいませんが バーガーの無料お代わりはやっていません
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
*****

いつものジャンさんなら逃げ出していたところですが、今回は踏みとどまれました。更にこのあともちょっとしたやりとりがあったようです。
*****

Well, I love your burgers, I love your joint, and if you guys do a burger refill, I will love you guys more.
ここのバーガー大好きだし お店も大好きだけど ハンバーガーに無料お代わりがあったら もっと好きになるんだけど

Well, OK, I’ll tell my manager about it, and maybe we’ll do it, but sorry, we can’t do this today.
では店長に伝えておきます 実現されるかもしれませんが 今日はお出しできません
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
*****

ジャンさんはこのあと、ハンバーガーの無料お代わりが実現したとは思えません、と言います。
きっとお店ももとのままだろうと。
But the life and death feeling I was feeling the first time was no longer there, just because I stayed engaged –because I didn’t run.
I said, “Wow, great, I’m already learning things. Great.”でも 私が 最初に感じた 生きるか死ぬかみたいな危機感は もうありませんでした そこにとどまって話し続け 逃げるのをやめただけです
TED公式サイトより引用
私は思いました「おおすごい もう教訓が得られた いいね」と
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
engage:この単語って意味が幅広くて難しくないですか?「従事する」とか「約束する」とかいろんな意味がありますが、ここでは「自分に約束したまま⇒留まって」的に使っているのでしょうか。

それにしても店員さん、素敵じゃないですか?
ムッとしたり無視したりせず、ちゃんと対応してくれた✨
拒絶チャレンジDay3:「オリンピックのドーナツを買う」
(08:27~09:45)

これが強烈な体験だったそうです。
ジャンさんはまず、クリスピークリームドーナツへ行きます。


Can you make me doughnuts that look like Olympic symbols?
Basically, you interlink five doughnuts together …
五輪マークの形をした ドーナツが欲しいんですが
つまり 5つのドーナツを つなげたやつです・・・
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
I mean there’s no way they could say yes, right?
The doughnut maker took me so seriously.そんなの取り合うわけないと思うでしょ?
TED公式サイトより引用
そのドーナツ屋さんは 真剣に受け止めたんです
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
take it seriously:本気にする
So she put out paper, started jotting down the colors and the rings, and is like,
紙を取り出して 色と輪っかを書き出し
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
put out:出す
句動詞って覚えるのに本当に苦労します。。
jot down:さっとメモる

How can I make this?
どうしたらこれを作れるかしら。。
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
And then 15 minutes later, she came out with a box that looked like Olympic rings.
そして 15分後 五輪の形をしたドーナツの箱を 持って出てきたんです
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript

すごいですね。本当に作ってくれました。
And I was so touched.
とても感動しました
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
be touched:感動する
日本語でも「心に触れる」という表現もしますね。

この様子をYouTubeで配信したジャンさんはにわかに有名になりました。
But you know, fame and notoriety did not do anything to me.
でも 名声にも悪名にも 私は関心がありません
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
notoriety:悪い評判、悪名
もっと高度な拒絶チャレンジに挑戦
(09:46~12:41)

そこからジャンさんは更に拒絶チャレンジを続け、多くのことを学んでいきます。
一度断られても逃げ出さなければnoをyesに変えられる可能性もあるし、「why?」と言わせたらこっちのもんです。
他人の庭に花を植える
So one day I went to a stranger’s house, I had this flower in my hand, knocked on the door and said,
ある日 花を手に 知らない人の家へ行き ドアをノックして 言いました
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
*****

Hey, can I plant this flower in your backyard?
ねえ お宅の裏庭に この花を植えてもいいですか?
backyard:家庭に対して使う時には「裏庭」。店舗に対して使う時には「売り場の裏側にある倉庫や準備室」の意味。

NO.
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
*****

完全に変人です。
でもここからがジャンさんの成長ポイント。ちゃんと理由を聞くんです。
*****

Hey, can I know why?
あの 理由を聞かせてもらえます?

Well, I have this dog that would dig up anything I put in the backyard.
I don’t want to waste your flower.
If you want to do this, go across the street and talk to Connie.
She loves flowers.
うちには犬がいて 裏庭に何を植えても 全部掘り返してしまうので
あなたのお花を無駄にしたくないんです
植えたいなら この通りの向こうの コニーに聞いてみたら
彼女は花が大好きですから
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
*****

この先の展開は想像できると思いますが、案の定、コニーの家に行くと凄く喜ばれたようです(笑)
And he trusted me enough to offer me a referral, using a sales term. I converted a referral.
相手は私を信頼して 紹介までしてくれました セールス用語で言うと 私は紹介を顧客に変えたんです
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
enough to:「~するのに十分な」
これ、学校で習いましたよねー。基本的な表現のはずですが、慣れていないと( ,,`・ω・´)ンンン?ってなりません?
convert:変える、転換する


そして、だんだんとyesと言わせるコツも取得し始めます。
スターバックスの挨拶係

ジャンさん、今度はスターバックスへ行きます。
*****

Hey, can I be a Starbucks greeter?
ねえ スターバックスの挨拶係にしてもらえませんか?

What’s a Starbucks greeter?
スターバックスの挨拶係って 何のことですか?

Do you know those Walmart greeters?
You know, those people who say ‘hi’ to you before you walk in the store, and make sure you don’t steal stuff, basically?
I want to give a Walmart experience to Starbucks customers.
ウォルマートの入口で 挨拶している人がいますよね? 店に入る客に『こんにちは』って 言う係の人 — 基本的に万引を防止するための 係ですけどね スターバックスの客にも ウォルマートの体験を提供したいんです
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
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怪しさに磨きがかかるジャンさん。
困るエリック。
*****

I’m not sure.
どうかな・・・💧

・・・

Is that weird?
変ですかね?

Yeah, it’s really weird, man.
確かに変だね
※TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
*****

このやりとり、おもしろすぎます(笑)
ただ、ここでエリックの態度がガラリと変わったんだそうです。
But as soon as he said that, his whole demeanor changed.
でも そう言った途端 エリックの態度ががらりと変わりました
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
demeanor:「ディミーナー」と読みます。「物腰」の意味。

Yeah, you can do this, just don’t get too weird.
いいですよ やっても ただ変になりすぎないで

もう笑っちゃいます。変になりすぎないで、ってww
そしてジャンさんは、その後1時間挨拶係を務めます。
全員にこんにちは、と挨拶をし、クリスマスの挨拶も添える(笑)
ちなみに挨拶係をやってみての感想は、
By the way, I don’t know what your career trajectory is, don’t be a greeter.
ちなみに みなさんの経歴がどうあれ 挨拶係はおすすめしません
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
trajectory:「弾道」「軌道」の意味。career trajectoryで、「キャリアの経歴」ですね。

ジャンさんはこの経験を通して、相手が抱きそうな疑念を先回りして口に出すことで信頼を得ることができるということを学んだのです。
ついに夢を叶えることまでできてしまう
(12:42~終わり)

「人に何かを教えること」はジャンさんの夢だったそうです。そこでこう思います。
“What if I just ask and teach a college class?”
「大学で授業を教えさせてと 頼んでみたらどうだろう?」
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
What if:「~してみたらどうだろうか?」と、提案や仮定を意味する表現。
この表現を使いこなせるとネイティブっぽいですね〜。

そして実際に大学教授のドアをノックし、尋ねてみます。
断られ続けてやっと、OKをもらい、2ヵ月後には実際に教壇に立っていました。ただ聞いてみるだけで、夢をかなえることができたのです。

そして考えてみれば、キング牧師やガンジーやネルソンマンデラなど、数々の過去の偉人たちも、拒絶されてきました。しかし彼らは拒絶によって自分の人生を限定することなく、拒絶に向き合い自分の道を切り開いてきました。
And we don’t have to be those people to learn about rejection,
and in my case, rejection was my curse, was my boogeyman.このような偉人にならずとも拒絶について学ぶことはできます 私の場合は 拒絶が 呪縛であり 恐怖の対象でした
TED公式サイトより引用
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
curse:呪い
boogeymen:子供をさらっていく妖怪
検索してはいけません・・・すっごく怖いです。

最後はこのように締め括っています。
When you get rejected in life, when you are facing the next obstacle or next failure, consider the possibilities. Don’t run.
TED公式サイトより引用
If you just embrace them, they might become your gifts as well.
人生で拒絶を経験したら 次に壁にぶつかり 失敗に直面したら 可能性について考えてみてください 逃げないで下さい
ただ 向き合うだけで 賜物に変わるかもしれません
https://www.ted.com/talks/jia_jiang_what_i_learned_from_100_days_of_rejection/transcript
obstacle:障害物、妨害
embrace:また出ましたね。このプレゼンはよく出てきます。「愛情をもって抱擁する」「取り入れる」などの意味。何度も出てくると覚えられますね。
**********
いかがでしたか?
新しいことにチャレンジしたいとき、なにかお願いごとをしたいとき、断られるのが怖くてついやる前から諦めてしまうことはありませんか?
ちゃんと理由を説明して、断られてしまっても恥ずかしさを受け入れて傷つくことを乗り越えていけば、新たな可能性の扉を開くことができるんですね。
それではまた次回♡
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