最低限知っておきたいCOVID-19やワクチンに関するTEDTalks5選

最低限知っておきたいCOVID-19やワクチンに関するTEDTalks5選 おすすめTEDまとめ

こんにちは、ricaです。

TED talks を300コンテンツ以上視聴してきた私が、おすすめの TED talks を解説付きで紹介します。

今回は、いまだ終息の目処が立たない新型コロナウイルス関連の動画を5つ厳選しました。

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パンデミックはいつ終わるの?

※2020年6月の動画です。

WHOがパンデミックの終息を宣言するのは感染がほぼ抑えられ、世界中で新規感染率が大幅に低下したときです。

それがいつになるのかは、各国の政府が次に何を行うかにかかっています。

政府には3つのオプションがあります。

1. Race through it
 一気に感染させる

2. Delay and Vaccinate
 遅延させてワクチンを待つ

3. Coordinate and Crush
 連携して滅ぼす

2 が最も良い戦略とされています。ワクチンの準備が整う前にパンデミックが表向きには終息しても、季節ごとにウイルス再発の可能性があるため、ワクチンが人々を守り続けてくれるからです。

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ワクチンはどの位早く作れるのか?

※2020年6月の動画です。

ワクチン開発は一般的に三段階に分けられます。

1. research
 科学者が、安全かつ再現性のあるワクチン設計を研究

2. testing
 臨床試験で効果や安全性(副作用)について確認

3. manufacturing
 一般利用に向けた製造・流通

通常はこれらの工程に15~20年程度かかりますが、パンデミック下ではできるだけ早くワクチンが作れるよう様々な戦略が練られます。

1の設計段階は柔軟性がありますが、2の試験は結果が予測できないところがあります。その間、3の製造計画も並行して考慮する必要がありますが、ワクチン設計の急な変更により数ヶ月分の仕事が無駄になったとしてもやむを得ません。

今後の技術の進歩に伴い、ワクチン開発のプロセスが早められることは期待できますが、今できることは、世界中の研究室が協力し異なるアプローチで変更して研究を進めることです。

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コロナウイルスとは何か?

※2020年5月の動画です。

コロナウイルスとはウイルス分類のひとつで、数百種存在します。そのうち、7種が人に感染します。

そして7種のヒトコロナウイルスのうち、4種が風邪の病原体。症状は軽いが感染力が強く、鼻と喉に炎症を起こします。

2種は肺を冒し、より重症となります。

残りの1種がCOVID-19の病原体で、両方の特徴を併せ持ちます。感染力が高く肺への炎症も起こります。

また、ウイルス感染で恐ろしいのは変異ですが、変異についての分かりやすい説明もあります。

体内に入ったウイルスのタンパク質の突起が細胞に埋め込まれ融合することで、ウイルスが細胞の機構を乗っ取り自分の遺伝子を複製します。

その複製の際、頻繁にコピーミスが起こります。これが変異です。

変異の多くは役に立たないものかウイルスにとって有害なものですが、ウイルスはこのように変異を繰り返しながら生き延びます。

しかし、インフルエンザウイルスなどに比べ新型コロナウイルスは変異の速度が遅く、ワクチンや人の免疫機能、薬の効果を長持ちさせることができます。

新型コロナウイルス (COVID-19) 出口戦略 ロックダウン終了と経済活動再開をめざして

※2020年5月の動画です。

生物学者のウーリ・アロン教授とTEDの代表者クリス・アンダーソンの対談です。

今後、私たちの生活を元通りにしていくための戦略について語られています。

その戦略とは、ウイルスへの感染後3日間は他人への感染が起こらず、その後平均2日で症状が現れるという、ウイルスの脆弱性を生かしたものです。

教授の提案ではまず4日間出勤し、その後10日間の外出禁止、次の2週間も4日出勤し、10日間の外出禁止を繰り返すというものです。

こうすれば誰かが職場で感染したとしても感染力がピークになるのはが外出禁止期間中なので、他者へ感染を広げることを防ぐことができる、というものです。

面白いアイディアですが、色々と疑問が湧いてきますね。ですが、クリスさんがしっかりとそういった質問を投げかけていきます。

政府が発表する様々な決定の裏では、こういった専門家があらゆる可能性を検討しているということを窺い知ることができます。

在宅勤務がビジネス上有利な理由

※2019年1月の動画です

最後は、コロナウイルスとは切っても切れない関係の在宅勤務についてのtalkです。

こちらのtalkは、コロナ流行前のものですが、興味深い内容です。

Web開発会社のCEOが、これから在宅勤務を本格導入する会社が成功するための秘訣を紹介しています。

  1. 全ての情報を記録すること(例えば会議の場で、オンサイトで参加した人とWebから参加した人の情報格差をなくすために、意思決定の過程など全てメモを取って共有する、ということ)
  2. コミュニケーションをできるだけオンラインですること
  3. 生産的な対面時間を設けること
  4. 各自が自分に合った仕事環境を作れるような柔軟性を持つこと

この会社では、何年も前から「分散型」を導入していて、その仕組みがうまくworkしているのだそうです。

キャンピングカーで暮らしたり、Airbnbを渡り歩いていたりと、ノマドな人もたくさん所属しているようですよ。(羨ましい!)

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いかがでしたか?

日本においては、一人一人がウイルス感染に対して知識を持ち、感染対策をおこなうことが当たり前の世の中になってきたと感じますが、

コロナ後の世界でどのように生きていくべきか、どのように世界が変化していくか、という点に私はとても関心があります。

目の前の事象やメディアに踊らされすぎることなく、

少し高い視座を持ってこの状況について自分なりの意見や行動指針を持ちたいなと思います。

それでは♡

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