こんにちは、ricaです。
独学で英語を1日3時間勉強し、1年でTOEIC920点、日常会話がそこそこできるようになるまで成長したアラサー外資系OLの私が、効果的だった勉強について紹介しています。
この勉強法に向いている人
- 単語帳や文法書で基礎的な学習はある程度終えており、実践問題を解くようなレベル中級〜上級の方
- 海外留学はできないけれど、英語に触れ続けていたい方
- 本を読むことが好きな方
- ドラマや映画での英語学習が苦にならない方
- なんとなく英語から遠ざかってしまっていたり、英語の勉強に挫折してしまった方
- ここ最近は英語を使う機会が少ないが、英語力を維持したい方
この勉強法に向いていない人
- 単語帳や文法書を使い、まずは基礎的な学習をする必要のある初級者の方
- 読書は好きではない、活字は苦手という方
今日は、多読についてご紹介します。
なぜ、多読がこんなにも注目されていて、効果があると言われているのか。
それは「楽しいから苦なくどんどん英語を吸収できる」というのが一番の理由になると私は考えています。
多読は個人的に大好きな勉強方法の一つです♡
自分に合った本を選ぶことさえできれば、楽しみながら自然と力がついてしまう勉強方法なんです。
多読とは?多読の効果とは?
多読とは、読んで字の如く、「英文をたっくさん読むこと」です。
英文を一語一句、文法から英単語の意味まで理解するのではなく、
母国語で本を読むように話の内容をざっくり掴んで楽しみながら読み進める学習方法です。
絵本でも、小説でも、新聞でも、教材は何でもOKなのですが、いくつかルールがあります。
多読のルール① 辞書を引かない
知らない単語や表現に出くわした時に、辞書をひかないことです。
そのまま読み飛ばしてください。
なぜそうするのかというと、
たとえ一部分からないところがあっても、単語の意味を推測して、全体の意味を掴んでいく訓練になるためです。
学校の授業でやっていた”精読”とは、ここが大きく異なる点ですね。
多読のルール② 後ろから訳さない
英語を日本語にしようとするとつい後ろから訳してしまいがちですが、英語を英語の順番で訳すことに慣れましょう。
前から順番に訳してください。
この力を鍛えることで、リーディングのスピードが上がるだけでなく、リスニング力の向上も期待できます。
多読のルール③ 100%理解しなくてOK
全て理解する必要はありません。
7~8割くらい、なんとなーく意味を掴めていればOKです。
反対に、7~8割も内容を理解できなかった場合は、レベルが少し高い可能性があるので、
別の本に切り替えることをおすすめします。
そして、気になる効果について。
多読の効果① 英語を読むことへの疲れやストレスが減り、リーディングスピードが格段に上がる
こちらは言わずもがな、だと思いますが、
たくさん読むことで英語の語順や文法に慣れていき、読むスピードが上がっていきます。
そうすると、英語を読むことに対する抵抗感やストレスが徐々に和らいでいき、
さらに読むのが楽しくなると言う相乗効果が生まれます。
多読の効果② 語彙が勝手に増えていく
単語帳を開いてひたすら暗記・・・テストのために時には語呂合わせで覚える・・・
とってもつらいですよね。
私は単語帳を使った勉強はほとんどやったことがありませんが、日常会話は問題ないですし、TOEICも900点以上を取れています。
文章に出てきた単語に何度も触れることで、自然と英単語は身についていきます。
日本語でも同じですよね。
個人的には数年前に忖度という言葉が流行ったのが印象的でした。
なんとなく意味がわかりにくい(当時は)難しい言葉だったかと思いますが、
ニュースやテレビ、日々の会話でも使う人が増え、この単語に触れる機会がどんどん増えて
この言葉を使いこなせるようになった人が増えたと思います。
同じ単語に何度も触れることが大事です。
多読の効果③ リスニング力が向上
英語学習において大切なのは「英語の語順に慣れる」ということです。
日本語の語順で後ろから訳す癖がついていると、
短いセンテンスには耐えられても、長い文章になると聞き取れなくなる、聞き取れているんだけど意味理解が追いつかない、ということが往々にして起こりえます。
多読で英語の語順に慣れていくと、いわゆる「英語を英語のまま理解する」という力が養われます。
この効果を最大化するためにも、
多読ルール②の「後ろから訳さない」を徹底してくださいね。
英語を英語のまま理解できると、リスニングの時の長い文章にも耐えられるようになります。
なぜ多読は効果があるのか?
これまでの学校での英語教育を思い出してみてください。
1年間に教科書や参考書を数冊〜数十冊こなす程度ですよね。
一般的に、私たちが中学、高校の6年間で読む英語は8万〜10万語程度と言われています。
これは洋書のペーパーバッグ1冊分の量とほぼ同じです。
6年かけて、日本の文庫本を1冊やり切ると考えたらどうでしょう…。圧倒的に、量が足りない気がしますよね。
多読はこの量の不足を補うことができます。
また、教科書の英語は少し不自然だったり、実生活では使いにくい表現も多いですよね。この教科書英語の「つまらなさ」「ダサさ」が、英語嫌いや苦手意識を助長していると感じます。
洋書は生きた英語です。
ネイティブが使う表現が分かるようになると、少し嬉しくなりませんか?自分も今度使ってみようと思ったり。
多読はそういった質の低さという点も補ってくれます。
ルールに縛られすぎずに。楽しくなければ意味がない
多読ルールの1つ目に「辞書をひかない」と書きましたが、
とは言ってもどうしても意味が気になる!ということが出てくるかと思います。(私だけ?w)
その場合は、面倒でなれば単語の意味を調べてしまってもOKです!
私の場合、どうしても気になった単語は一度調べて意味が分かるととてもすっきりして記憶に強烈に残り、忘れにくくなるので、ごく稀にですが辞書を引いています。
教材選びのコツ
自分のレベルに合ったものを選ぶ
自分には易しすぎるかな?と思うレベルのものや、話の内容を知っているものを選ぶのをおすすめします。
多読のルールで「辞書を引かない」と書きましたが、教材をざっと眺めて、知らない単語が1~3割程度であればOKです。
あまり難しすぎると、挫折するだけでなく英文が頭に入ってこないままページをめくるだけの作業になってしまうので。。
内容に興味が持てるものを選ぶ
日本語で書かれていたらきっと夢中になって読んでしまうようなものを選びましょう。続きが気になって、多少分からないところがあってもサクサク読み進めることができます。
もし、読んでいて内容がつまらない、意味が分からなくて苦痛、と思った時には、そこでやめてしまってOKです。
メルカリで売っちゃって(笑)、次のコンテンツに移りましょう。
洋書は高く売れますよ〜♡(笑)
教材選びに困ったら、ラダーシリーズがおすすめ!
とはいえ、選択肢がたくさんある分、教材選びは難しいです。
そこそこ時間もお金もかかります。
私のおすすめは、ラダーシリーズです。
アインシュタイン・ストーリー The Albert Einstein Story (ラダーシリーズ Level 1)
ラダーシリーズの公式サイトはこちら↓
ラダーシリーズは、多読勉強用に、名著をリライトして作られている書籍なんです。
私たちが知っている、聞いたことのあるタイトルが多くて親しみやすいんです。
「イソップ物語」「赤毛のアン」のような、子供も親しめるようなお話から、「ビルゲイツストーリー」「スティーブ・ジョブズストーリー」などビジネス寄りのもの、「坂本龍馬」などの歴史ものなど、おもしろそうなタイトルがたくさんあるのでおすすめです!
中でも私が大好きな本はこちら。
オリエント急行殺人事件 Murder on The Orient Express (ラダーシリーズ Level 4)
映画にもなっていますし、内容を知っている方も多いと思います。ラダーシリーズでハマって、実は今原著を買って読んでいるところです。
ラダーシリーズには音声ダウンロードができるものもあるので、オーディオブック的に使うのもありだと思います。
だんだん慣れてきたら、ペーパーバッグに移行してみても良いかもしれません。
新書くらいのサイズなので、持ち運びが楽なところも気に入っています。
本屋さんの英語参考書コーナーにだいたい置いてありますよ♩
英語の本はどこで手に入れられる?
洋書を買う時のおすすめを3つご紹介します。
Book Depository
洋書のオンライン販売サイトです。
イギリスからの発送ですが、送料無料(商品価格に少し上乗せされている?)なので配送料に怯えることなく本を選ぶことができます。
カテゴリで絞れたり、日本円での表示ができて便利です。
Amazon
Amazonの洋書カテゴリも種類が豊富です。
Kindle Unlimited対象のものも多いので、自分がハマれる本を探すにはぴったりですね。
メルカリ
メルカリはフリマアプリの中でも特にユーザー数が多く、人気タイトルであれば出品者も多いです。
格安で手に入れられる可能性もあります。
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いかがでしたか?
英語学習がつらい、忙しくて英語を勉強している時間なんてない、、という方、
空いた時間の息抜きや、寝る前のリラックス時間に、多読を始めてみてはいかがでしょうか。
私個人としては、多読を始めてからリスニング力が上がったように感じています。長い文章の理解に耳が追いついてきたような感じです。
きっと、英語を英語の語順で理解する力がついてきたためだと思います。
これからも楽しく続けていきたいと思います。
それでは♡
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